2010年5月4日火曜日

盆景の歴史

盆景は、今から約1300年程前から日本で誕生し発展してきた立体造形美術です。
このはじまりは、推古天皇や天武天皇の頃と言われています。

盆景は、盆石、盆庭、盆山などと呼ばれる芸術ですが、形として表現されたのは、鎌倉時代の絵巻物に出てくるのが最初です。

金閣寺、銀閣寺の庭園をつくる時に浅い木箱にその原型をつくったと言われており、これが箱庭の始まりとも伝えられています。

その後中国からも盆景の技法が伝えられ、江戸時代には、盆景の本が出版され、町人文化と共に愛用されました。

今日のような盆景ができたのは明治時代で、和泉智川氏が化土盆景を発表してから急速な進展を迎え、大正5年に昭和天皇立太子礼の時は、日比谷公園で菊花展 と共に出展されて約10万人の人々が見て、大きな感動を与え、現在に至っています。

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